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H.M.さんとガイドのKANさんとの会話です。 −いよいよ春がやってきました。 はい。椹島では、4月末から5月にかけて、相次いで春の花々が見られるようになり、5月下旬頃には新緑を迎えます。 二軒小屋は、椹島と比べて2週間ほど遅れて春の訪れとなります。 −今回は、山に春の風を届ける野鳥たちを皆さんに紹介しようと思うのですが、例えば、椹島ではどんな鳥たちのどんな鳴き声が聞こえますか? これからの時期、4月末に渡ってきた夏鳥たちが、なわばりを高らかに宣言し始めます。例えば、ウグイスの仲間センダイムシクイが「ショウチュウ一杯グィーッ(チュッチュッ、グイッグイーッ)」、コルリは「チッチッチッピッチュリリー」とコマドリのように鳴きます。 −ほんとですか?「焼酎一杯グイッ」はないでしょう(笑) まあ、そんな感じに聞こえるということですよ。 その他にもまだまだありますよ。ホトトギスの渡りに先立って、その仲間のツツドリが「ポポー、ポポー」と二声ずつ筒を打つように鳴き、ジュウイチがその名の示すとおり「ジューイチー」と鳴き始めます。 夏に千枚小屋や亜高山帯でさえずるメボソムシクイももう訪れています。5月半ばには、冬里で過ごしていたウグイス、ビンズイ、ルリビタキなども帰ってきて、早朝にはあまりににぎやか過ぎて、思わず目がさめてしまうほどです。 −さわやかな朝を迎えられそうですね。 ほかにも、アオバトは不気味な声で、「ワオーウワオー」、トラツグミは夕暮れから明け方に「ヒョー、ヒョー」。ヤブサメは「シシシシシシシー」と、か細い声で虫の鳴き声と間違えるほどです。あとは、シジュウカラやその仲間のコガラ、ヒガラ、ヤマガラ、その群れに混じってエナガやゴジュウカラ、キツツキと言われるアオゲラ、アカゲラ、コゲラなどなど。 −もう数え切れませんね。ところで二軒小屋あたりはどうですか? コマドリ、コルリ、メボソムシクイ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、エゾムシクイ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、キグイタダキなどが見られます。 ほかに、5月下旬から6月の夜の転付峠への散策路付近では、懐中電灯の光に照らされてモモンガの目が反射するかも・・・。そして、転付峠付近では、まだ木々の芽吹きが始まったばかりの頃ですが、ホシガラス、ビンズイなどが見られますよ。 −夏山登山の時とは違った雰囲気のある、春や秋の椹島・二軒小屋に、皆さんでぜひお越しください。
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